コロナ自粛を経て舞台にハマったオタクの備忘録。

これまで観た舞台の感想を書き綴ります。2.5が好き。

2020年、舞台にハマって行く年来る年。

🌅本年は大変お世話になりました。ミクルです。

 今回は舞台の感想ではなく、舞台沼に落ちたオタクの2020年(期間にしてまだ半年)を振り返っていきたいと思います。

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 さて、2020年を一言で表すならと尋ねられる機会があれば真っ先に「舞台」という言葉が思い浮かぶ程には、舞台に精神面でも金銭面でも大打撃を喰らわせられた2020年。思えば今年6月の刀ステ一挙無料配信から、舞台への想いが沸々と高まっておりました…。

 

 

2020年6月。『動いて喋る"推し"が見たい…!』

 舞台刀剣乱舞との出会いです。事前登録から刀剣乱舞沼にいるため舞台もミュージカルも勿論存在は存じ上げていて、中でも舞台の方には生涯の伴侶と言っても過言では無い推し"歌仙兼定"が何作か出演している事も存じておりました。でも舞台って観に行くにも円盤買うにも高いし、配信も値が張るし手出しにくいな〜なんて思ってしまい手が出し辛かったのですよね。今となっては円盤の一枚や二枚気にする事が無くなってしまったのはまた別のお話…。まあでも無料なら折角だし歌仙兼定が出演している「義伝 暁の独眼竜」くらいは観てみようと配信ページを開いたのが全ての始まり…。

 結論だけ言うと本当に素晴らしかった。どのくらい素晴らしかったかと言うと、全く舞台に興味を示していなかったオタクが「明日のジョ伝も配信見てみるか〜」と心を動かされた程素晴らしかった。さてここで登場した「ジョ伝」。ここが私の歴史的分岐点。ターニングポイントとなります。

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時は同じく2020年6月。『刀ステおもしれぇ!』

 何の気無しに昨夜と変わらず刀ステ無料配信の画面を開き、「ジョ伝」の観劇を始めた私に電撃が走る。2部構成の舞台が綴る衝撃。1部で綿密に張り巡らされた伏線を2部のたった1時間半で鮮やかに回収して行った。圧巻だった。刀ステって、2.5次元舞台ってこんなにも面白いのか…!と実感させられた。

 「ジョ伝」をターニングポイントにして私の刀ステへの印象が一気に変わった。「明日も見ておくか〜」から「明日も絶対見よう!」になった。「無料だし見ておくか〜」から「刀ステおもしれぇ!」になった。刀ステは本当に舞台としての完成度が高い。一番最初に触れたのが刀ステでよかったよ…。

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2020年6月中旬。『母を巻き込め2.5次元

 悲伝の無料配信を見てボロ泣きしたその週末、DMMにて刀ステのストリーミングが半額で買えると聞き「虚伝(再演)・義伝・ジョ伝・悲伝・慈伝」と流れがザッと分かるかな〜ってくらい買った。(1ヶ月のストリーミング付き5作品で総額3500円程だった…ありがとう半額CP)ってことで真っ先に母を誘う。

誘い文句は「イケメンが刀持って戦うんだけど一緒に見ない?」

母「見る。」

簡単にかかった。そこからはスムーズだった。母の推しは鈴木拡樹さんもとい、拡樹様、ひろちか様になった。刀ステにも当初想定していたよりも前のめりにハマってくれて(なんだったらその数ヶ月後にはゲームも始めてくれたり雑誌も買ってくれたり…)その吸収と慣れの速さに驚かされた。一方その頃私は推しが定まらず、ぼんやりと「やっぱり和田琢磨くんは大人の余裕があっていいな〜本当に歌仙ピッタリ!」「納谷くんの小夜ちゃんかわいいな〜納谷くん本人もかわいいしな〜」などとっても移り気だった。その大体1ヶ月後、運命と出会う。

 

2020年7月。『我が"推し"はスタバに入れない』

  この時期から刀ステへのアンテナもビンビンになり、歌仙兼定が中心となる綺伝公演への期待値も上がり公演に関するインタビュー記事や雑誌、キャストのTwitterをリストに入れて監視したりしていた。そんな中で流れてきた一つのインタビュー記事。

それがコチラ↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/f44d860e994205b970cd434471eb33d6b77064e3

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"梅津瑞樹"という人間との出会いである。もうこのエピソードがず〜〜〜っと引っかかる。喉に刺さった魚の小骨みたいにず〜〜〜っと気になってしまう。7歳も歳上の相手に対してもう「めちゃくちゃかわいいやんけ」と。

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 この時正しく梅津瑞樹とわかり合ってしまった。どこが好きとかここが推せるとか語り出すと1万文字程度書いてしまいそうなのでそれはまた別の機会に…。

 

2020年8月。『舞台刀剣乱舞/灯 科白劇開幕』

 期待と不安、そして新たな推しを背負って開幕した「科白劇 舞台『刀剣乱舞/ 灯』改変 いくさ世の徒花の記憶」。何も考えず千秋楽の配信チケットを購入してしまったけど、この舞台千秋楽まで走りきれるのか?と毎公演更新されるキャストや関係者のTwitterを見ながら一喜一憂していた日々。千秋楽を迎えたあの日は感無量なんて言葉で表し切れない程に感情を揺さぶられ、涙が止まらなかった。

 科白劇って言うからどんなものなんだろう?と思っていたけれど、観劇してみると違和感なく「刀ステ」で、なんだったら歴代の刀ステシリーズの中で一番泣きました。刀剣男士の心とは、一体…。

 千秋楽から2週間経過した時の末満さんのツイート、今見ても当時の緊張感と走りきった安堵感を思い出して胸が熱くなります…。2022年に控える「綺伝」もとっても楽しみ!

https://twitter.com/suemitsu/status/1297468671808253952?s=21

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 勿論大演練控えの間も見ましたが、やっぱり8月は科白劇の印象が強い。

 

2020年9月。『月に1本刀ステ円盤を買う』

 すっかり刀ステにどっぷりハマり、この辺りで「よし1ヶ月に1本円盤買って刀ステ追いかけてみよ!」となりました。最初に買ったのは維伝。科白劇の方で少し維伝について触れているのもあったし、何より慈伝までしか視聴してなかったので続きが気になったのですよね。この"維伝"がもうすごい…!脚本、殺陣、舞台演出、日替わり…刀ステの良さが全部詰まっている作品。何より歴代のシリーズの中では慈伝に次いで比較的ポップで親しみやすい!取り扱っている時代的にも幕末嫌いなオタクおらんやろ!(クソデカ主語)そんな感じで刀ステ気になってるけどどうしよっかな〜って子にはまず「維伝」を貸しています。今のところ初見ウケめちゃくちゃいいです!ぜひお試しあれ!

 と、この時期から円盤1ヶ月に1本買っています。(維伝→外伝→義伝→ジョ伝→悲伝…)

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2020年10月。『芋づる式に気になる役者増殖問題』

 この時期は舞台「BIRTH」を配信で見ました。推しが出ているのもそうだし、刀ステで馴染みのある方や名前聞いた事あるぞ!って俳優さんが多く出演されていたので告知が出た時から気になっていたのです。そして私が触れるはじめての"2.5じゃない舞台"でした。

 舞台「BIRTH」は同じ脚本同じ箱でダブルキャスト、お話も「振り込め詐欺」の物語と中々にパンチが強く印象に残っています。これもまた本当に面白くて、キャストが変わると舞台の味が全然違うんですよ!同じセリフ喋ってるはずなのに何故こんなに感じ方が違うんだ…と衝撃を受けました。各回3周しました!もう一回見たいので円盤が欲しい。ストリーミングでもいい。何かくれ。ください。

 そんな感じで私が知る舞台俳優も「刀ステに出演している俳優」だけでなく「推しと共演した俳優」「推しが載る雑誌に載っていた俳優」と知識が増えていきます。もう本格的に刀ステ沼から舞台沼へと、沼のサイズ感が猪苗代湖から琵琶湖くらい大きくなりました。

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2020年11月。『2.5次元友達が増える』

 友達が増えました!本当にその通り!2.5次元舞台を通じて今まで疎遠になってたり、遊んでいなかった友人と遊ぶようになりました。そのきっかけとも言える作品が「MANKAI STAGE『A3!』」(エーステ)です。

 エーステ、なんと言っても気になる役者が山程出演していたのです。えぇ、山程。

って事を仲の良い友人に話したら個人企画の刀ステ上映会にわざわざエーステの円盤持ってきてくれて味見させてくれて…本格的にエーステ気になってきた!とツイートしたら遊ぶ機会も少なかった地元の友人に「上映会する?」と誘われ…エーステ上映会をインスタで匂わせたらマジで疎遠になってた友人に更に「上映会する?」と誘われ……

 円盤も貸してもらったり至れり尽くせり。2.5のオタクは優しい。暖かい。エーステは貸していただいた円盤だけで網羅してしまいそうです。いえいつか絶対買いますけどね!

 その後エーステに感化されアプリのA3!もDLした。つくづく思うがオタクはチョロい。

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2020年12月。『"推し"と会話する』

 ものすごい勢いと熱量で駆け抜けてきたこの半年、年の瀬、そのクライマックスを彩るに相応しいイベントで締めくくりましょう。そう「梅津瑞樹zoomオンライントーク会」である。

 応募したのは3口、その全て当選し今年の運もこれで尽きたか…あっでももう年の瀬か!と思った12月。当選メールを多方面に自慢し、トーク会当日までに部屋を整え照明を調節し写り込みにも気をつけ準備を進めて参りました。そして満を辞して当日!あらかじめカンペを用意してトークしていたし計3回も話したけど、正直何話したか何の話されたかほとんど覚えていない。推しが、"梅津瑞樹"が私という存在が発する声と動作に呼応してレスポンスをくれる事実がどうにも現実味が無くて…今までの推しなんて二次元にしか居なかったから初めての経験で思考回路はショート寸前今すぐ会いたいよ〜って感じでした。月の光に導かれ何度も巡り会いたいですねムーンライト伝説🌙

画像はオンライントーク会の際、私の背後に写り込むであろう計算し尽くされた壁(※改修後)です。

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 思い返せば2020年、非常に"濃い"年でしたね。コロナの影響で本来上演するはずだった舞台が何作も中止・延期の憂き目に遭い、そんな中でも2.5次元俳優が世間から注目されるようになったり、工具維新であったり…そして年の瀬には友人の最推しがセンテンススプリングされ業界から爆発四散したり…。いや濃いなあ…でも来年も1年を振り返って濃いなあ〜って思うんだろうな。

 でもこの「コロナ禍」が無ければ私はここまで観劇に時間を割けなかったし、何より刀ステも一挙無料配信なんてしていなかっただろうし、刀ステも科白劇と綺伝両方やってくれるから推しが出演する舞台が増えてやっぴ✌️って感じだし、コロナも悪い事ばっかりじゃないですね!直接会いに行ける機会が少ないのは寂しいですが、寂しい事ばっかり考えてても免疫落ちるだけなのでポジティブに生きよう。

 そんな私の2020年、舞台にハマって行く年来る年でした。ここまで熟読し辿り着いてくれた人はいるのでしょうかね?

何はともあれ、良いお年を!来年も幸あれ!

 

2020年12月31日 ミクル